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メール・マガジン
「FNサービス 問題解決おたすけマン」
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★第130号 ’02−03−22★
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正義よ、いずこ?
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●裁判の締めくくりに
さだまさしの唄、と聞いて「??、、」。 どんな事件? 何のため?
昨年4月の三軒茶屋殴打致死事件。 被告2名は<少年>、今19。
オトナを殺す体力があってもコドモ扱い。 彼らも嬉しくなかろう。
判決言い渡しの後の<説諭>に、「償い」の歌詞が引用されたというの
だが、何やら裁判長の自己満足的パフォーマンスくさい。
自ら下した判決か、被告らの人間性か、あるいはその両方に、何らかの
<不十分>を感じて補強したつもりらしいが、裁判長の狙いが何であれ、
その手段で満たされた、と思っているのだろうか?
*
たとえば前者、法でそれ以上の刑を課することが出来ないのが不満、と
いうことなら、法自体を現代的水準に合わせて改めない限り、その種の
不満を絶つことは出来まい。 で、知りたいのだが、その裁判長、その
後、そのために何をなさったか? そこまで、そのまま、なのでは?
後者、被告らの人間性、なら全く無駄。 言われて分かる連中だったら、
事件も起こしてないはず。 謝罪が<心から>とは聞こえなかったのも、
それが彼らの本性だから。 説諭に<神妙な>表情? それだって<心
から>じゃないに決まってるさ、、
しかし言うだけは言った、ですか、裁判長? それは<自慰行為>です。
そこは正義を行なう場所。 情緒の場所になど、してくれなさんな。
* *
新潟県三条市の少女監禁事件の犯人に対する<懲役14年>という判決
も、その種の罪では最高10年、で甚だ不十分。 幸い?下着万引きの
窃盗罪もあったので、加えて何とか計15年の求刑、とした由。
検察側苦心の工夫、ではあろうが、そうでもしなければ被害者の受けた
苦痛や損失に見合う罰が与えられない、という現行法の不都合こそ問題
だろうに。 彼ら司法関係者、その後、何かしたのかな?
大昔に制定された法律がそのまま使われているのは刑法だけではないが、
それらと現実とのかけ離れ、即ち問題、が生じていることは周知の事実。
法曹界、今もウインドウズは
3.1なんか使っているんじゃあるまいね?
この数十年で日本人もすっかり変質・多様化したのだから、<明治>の
法律ではすでに<法治>できない<放置>国家。 こうOSが古くては、
新しいアプリなど載せられない、走らせようが無い。 アップ・デート
作業、いったい誰がしてるんだ?
金科玉条、と押し戴くだけでメンテナンスを怠って来た歴代法曹関係者。
何せずにいても給与は毎月必ず頂けるから、痛痒を感じない。 彼らに
<そのまま>を許しているその<仕組み>が良くないのだ。
ブチ壊すべきは自民党だけじゃない、、 と些か、テロリストの心境。
* * *
急にケワシイ気分を誘われたのも、<訴訟詐欺>の金融会社「日本百貨
通信販売」杉山容疑者逮捕の報道で。 偽の金銭借用証書を作成しては
貸金返還訴訟を起こし、それへの対抗手続きを
怠った(のは被害者側の落ち度だが)人々からムシッたというヒドイ話。
借りた覚えが無いので、つい放置、欠席判決、敗訴、、 しかし、
たとえ裁判に出ても、裁判官は<署名押印された借用証>の方を信用し、
<借り主>の言い分を受け容れない。 事実上期限の定めが無いという
契約としての基本的欠陥すら裁判官は見落とすものらしい。 お粗末。
被害者は給料など差し押さえられたり、裁判費用の支出を強いられたり。
判決が出ているのではどうしようも無い、と弁護士にすら見放されたり。
何より相手の偽造を独自に証明することが難しい。
杉山容疑者はかつて取り立て屋、バブル期には地上げ屋、その後は臓器
売買も手がけた<知的暴力>の男。 最近2年間には約500件も提訴、
東京簡易裁判所では<顔>だったという。 裁判官が人間の善し悪しに
無関心な人種で、必ずしも善良な市民の味方ではないこと、(第84号
記載の通り)私にも苦い思い出がありますが、、
* * * *
●試みに
google で
<訴訟詐欺>と入力してみたら、0.12秒、202件。 ゾッとする例を
いくつも知ることが出来ました。 細かく読まずとも、あるサイトの
<無知な原告><無権の弁護士><不正を行なう書記官><公正でない
裁判官>といったフレーズで、被害者が訴え出た場合の不本意な結末が
容易に想像される。 原告を除くすべてが法律のプロ、だから恐ろしい。
*
「、、裁判官・検察官・弁護士の癒着で、世界中から<正義の通らない
国>という刻印を押されるに至るほど、日本の司法は腐敗したのである。
まずメスを入れるべきは法曹の腐敗に対してである。
そのインチキ裁判(訴訟詐欺)の犠牲者である国民を締め出して、腐敗
の元凶である法曹が仲間内の主導で、、」というリードに目を引かれて
クリックすると、これが司法制度改革審議会委員各位宛の
「裁判を正す会」からの<要望書>。 古く99年末の日付だが、それ
で成果が挙がったとは思えないのが残念です。 そしてたまたま、その
隣の項目は、2000年11月30日付け参議院佐藤道夫議員のページ。
森前首相<買春疑惑>の週刊朝日記事が懐かしい。 「<噂の真相>の
記事は事実無根のねつ造、名誉を毀損された。 損害賠償金1千万円」
と首相側が起こした裁判。 それを「、、前歴があるにもかかわらず、、
訴訟を起こしたとすると、、裁判所を騙して賠償金を詐取しようとした
悪質きわまりない犯罪になります」と元最高検察庁検事殿。 翌年4月、
東京地裁は森氏側勝訴の判決を下したが、その中身からすると、
<悪質きわまりない><詐取>が図られた、としか思われない。 前記
疑惑に対する賠償請求は、「前歴を積極的に否定する証拠を何ら提出し
ないのは不可解」で退けられているからです。
<勝訴>は、ヤミ献金や女性遍歴の記述による賠償責任で、の3百万円。
これでは<噂の真相>編集長談の通り、「政治的配慮のある判決」です。
消極的であれ<前歴>肯定、やはり佐藤説通り、<賠償金詐取未遂>!
そんな人を総理にした、そして未だ大きな顔させている自民党は無法者
の集団。 そんな政党をのさばらせている日本は無法国家、やはり世界
の非常識! さすが元最高検検事、指摘も読みも鋭かった、、
* *
と誉めたい佐藤議員ですが、質問者としてはやや<いかがなものか?>。
3月4日朝の参院予算委員会参考人質疑中継で、PWJ大西健丞氏への
質問はネチネチ、冗長。 官尊民卑の人ゆえか? と私は疑いました。
直前の質問者日出議員の整然たる運びと、それに対する大西氏の答えの
明確端的が印象的だったので、佐藤議員にはウンザリ。 これで最高検
検事が務まったの? これじゃ悪人がハビコルわけだ、、の感。
順番を待つ間に佐藤氏、大西氏の能力や姿勢はざっと観察できただろう。
なら率直に要点へ切り込むべきを、まず経緯や自説の披瀝から、の無駄。
さながら<説教>。 何を思い上がってやがるんだ? 不思議でした。
* * *
いや、彼に限らず、国会での<質問>はいわば馴れ合い茶番劇。 まず
敬意を表したり労をねぎらったり、ご挨拶が長すぎます。 質問の時間
は限られており、運営の点からも<時は<税>金なり>、無駄は許され
ないのに。 アメリカ議会の聴聞会がキビキビしているのは、質問者の
多くが司法経験者だからだそうですが、
我が国の<司法経験者>は、<最高検>でもこのザマ。 緊迫感を期待
する方がバカ、かも。 アチラ製リーガル・サスペンスの見せ場、法廷
での質問合戦を見ると、たとえば、
「アレグザンダー・ブレアはなぜあなたを雇ったのですか?」
エストラーダが質問した。 「異議あり」ミラーがまた言った。
「推測です。思考を訊いております」 「認めます」
「アレグザンダー・ブレアはなぜあなたを雇ったのか、その理由を
言いましたか?」 「異議あり。伝聞証拠です」 「認めます」
エストラーダはこの応酬にうんざりしてきた。
ハヤカワ文庫NV760 フィリップ・フリードマン
<採用できない証拠> (下)p.356
不当な質問は即座に排除し、その根拠を的確簡明に示し、前作<合理的
な疑い>以来の敏腕弁護士キャシア・ミラーが、ビシビシと地方検事補
ジョウ・エストラーダを追い詰める、、 小説だから、だろうが、
こんな、ロー・スクールで学び実戦で磨き上げた、<スーツを着た知的
技術>と言うべき質問者がアチラの議会にはいる、というのに、コチラ
には、、? 少なくとも国会TV中継では、見当たりませんでしたな。
* * * *
「疑いのあるところ、つねに自由あり」(ラテン語の格言)を延長して
<質問しない人に、自由は無い>。 質問の質が<自由>の質を決める。
この国の<自由>が低質だったのも、いわば分相応だったのです。
質の良い質問とは、判断を下すために必要不可欠の情報を適時、積極的
に獲得する行為。 その基本は論理的思考、
Ratioanl Process です。
本来<法律はロジック>、首尾一貫したもの、遵守すべきもの。 だが、
環境変化に合わせた修正・追加・新設・廃止、即ちメンテナンスが必要。
それが十分に行なわれていない、のに法曹関係者が平然としている、と
いうところが問題。 さらに、遵守しない、あるいは積極的に無視して
かかる悪人の捕捉・処罰が迅速でないのが問題。 まさに<悪人天国>。
銃砲刀剣類の所持・使用が禁じられているこの国で、<善良な市民>に
可能な対応策は知的武装のみです。 その武器が
Rational Process。
それも手に入れただけではダメ。 使い込んで磨き上げておかなくちゃ、、
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4パターンのどれを使うか、には多少の経験を要しますが、ご心配無用。
訊いて下されば、「おたすけマン」は必ず応えます。 まずe−メール、
そして必要なら一走り、あるいは一飛び、どこへでも。
■竹島元一■
■今週の
<私の写真集から>は、 ★夢を形に★
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